5/18 ストレンジ・フルーツ マチネ

観てきました。






ますださんかっこよかったあああああ。

今回のますださん演じる役柄は終始荒々しい台詞が多く尖った人物像である、ということは前情報として入れていたのですが登場して最初の台詞から怒りの感情剥き出しで早口に声を荒げる演技をしていて。普段ますださんに対して穏やかでおおらかなイメージを持っているからこそ今回の役柄は新たな一面を見たような気がしてとても驚かされました。男ますださん!

話の内容としては結末から始まりどんどん過去に遡って話を進める逆再生展開で結末がどうなるのかハラハラしたスピード感を保ったまま進んでいったので中だるみせず最後まであっというまでした。が、しかし!事前にネタバレ等を全く見ずに観劇したのでまさかこの舞台の最後がこてこての純愛というか悲恋ものだったことには驚きを隠せませんでした。ミステリー方面だと思っていたからね、わたし(笑)。そんなわけで最後の10分くらいはますださん演じる千葉とヒロイン南沢さん演じるカナのふたりだけのシーンだったのですが千葉くんの台詞の甘いこと!カナを突き放したいけどでも好きでどうしようもなくてもどかしくて…という切ない気持ちが溢れ出ていてこっちが恥ずかしくなるような台詞もあって観ながら心の中でわーきゃー悶えていました。かっこよかった〜。ただラストで過去まで遡りきったあと、最後は現在に戻って〆るのかなと思っていたらそのまま過去で舞台終了してしまったのでなんとなく消化不良な感じはしました。放り投げられっぱなしというか。そのあたりはむむーと思うところもありましたがある意味意外性はあったわけだしわたしはとても楽しめました。チャプターごとの舞台暗転のときに流していた逆再生映像も綺麗だったな。

ますださんの主演舞台はわたしは初めてだったのですがこれまでの過去2回、どちらも優しい柔らかい役柄だったそうなので今回の舞台で全く逆の役柄を演じたことでファンに対しては新しい自分を見せることができるし本人にとって新しく得たものも多かったんじゃないかなと思います。本当かっこよかった。わたしはこうゆう役柄すきだなー。終わったあと買わないつもりだったパンフレット買っちゃったりしたのでなんだかんだわたしはこの舞台がとても気に入ったのだと思います。

そういえば舞台中のますださんは役柄上ほとんど笑顔を見せることがなかったのでカーテンコールで笑顔が見れたときはなんだかほっとしてしまいました。共演者さんたちと投げちゅーしあって(舞台中にこういうシーンがあるので)最後客席に向かってしてくれたときには思わず「か、かわいい…!」とよろめいてしまった。
あーほんとにかっこよかったな〜もういっかい観たい!