プラチナデータ

プラチナデータ観てきました。原作も既読です。
一応たたみます。




観てまず思ったことはまさかここまで原作ひねってくるとは!でしたね。後半からどんどんずれてゆくからおかしいなとは思ったんだけど。水上教授が女性設定になってることが公開前から不思議だったのも、映画を観てなるほどね・・と納得。

近い未来に本当にありそうなDNA捜査システムとか遺伝子だとか扱うテーマは映画向きだし面白いのだから、もうちょっと原作に忠実でも良いかなと思いました。特にラストなんかは原作の方が好き。

二宮さん演じる神楽が二重人格ということは予告や宣伝でも明らかにしていたけど、2人の人物像だとか反転の前後だとかはもっと掘り下げて欲しかったかな。神楽とリュウが全く対称的な存在であることをもっと明確にしてほしかった。
う〜んなんというかうまくまとめられないのだけど、思っていたものと少し違ったのと各メディアの宣伝が凄すぎて期待しすぎていたのもあるのかな。原作読んでなかったらまた違う感想を持っていたと思うんだけど。

とは言え二宮さんは二重人格者という二つの顔をさらっと演じていて観ていてぞくぞくしながら引き込まれてしまった。やっぱりこの人の演じる姿はとても好き。なんだけど、今回はもっともっと二つの人格を演じ分ける姿を見たかったというのが本音かな。もっと時間が欲しかった。

今後また二宮さんに映画の話があったらこうゆうエンターテインメントど真ん中のものではなくミニシアター系みたいなひたすら暗い映画だったりシンプルな作品に出てみてほしいなあ。ただ単にわたしの好みだけどそういうところに立つ姿を観てみたい。

二宮さんも素敵だったけどトヨエツがひたすらかっこよかった。希子ちゃんは思っていたより出番も台詞も少なくて残念だったなー。